こんにちは。 もう10月に入ってしまいました。
先月は、30日が中秋の名月でしたね。あいにくその日は
台風だったのでみえなかったのですが、その2日後、家から
きれいなお月様を撮ってみようと・・・したのですが、
121002_214652 posted by
(C)SADわ~~!!人魂!ではないですよ・・。 ぶれまくってしまいました。
お月様を見ていると、夏目漱石が学生に「I love you.」を「我君を
愛す」ではなく「月がきれいですね」といいなさいといった内容を思
い出しました。
その時代はまだ「愛」という言葉は一般的でなくて「情」の時代であ
りました。
「愛している」なんて直接的な言葉は一般的ではなく日本の感性に合
うものではなかったためその話の前後を捉え、日本人ならではの叙情
的な文章で思いをつなげることの方をよしとしたみたいです。
特に漱石は無粋なことが嫌いな人なので彼らしい逸話だと思います。
尚、夏目の逸話が有名ですが二葉亭四迷もまた「愛している」の代わ
りに「死んでもいい」と訳しました。
日本語って本当に情緒的で美しいなとしみじみと感じました。
私もできるだけ美しい日本語を使えるように日々精進していきます。
ところで、今の人に月がきれいですねといって伝わるのかかなり疑問です・・・(汗)
ちなみに月餅が猛烈に食べたくなってスーパーをはしごしたのです
が、まったく売っておらず、結局昨日やっと食べることができました。
まだまだ花より団子で、情緒とは程遠い私でしたv
サダナガ