この図録の話しが来たときに、おもわず「ヤッターッ!。」と、
思ってしまいました。
構想から話しに入れて、最後のフィニッシュ迄携われる、
こんな話しは滅多にありません。
で、お受けする事に、、、。
まずは担当者の意見をお聞きして、
どんなイラストを描くのかを決めて行きます。
歴史分野の事は、春か昔に習った事なので、
打合せでもぼんやりとしたイメージしか出て来ません。
それでも過去に習った事や、生活に密着した事例なので、
イメージを作り上げて行くのが楽しい事!。
ついつい脱線して、妄想歴史家絵師になりそうでした。
こういう分野では、クリエイティブ的な事は一切ダメで、
只、事実に基づいた事だけを坦々と遂行して行かなければなりません。
一例でまずは線画のラフ。
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(C)kayo4 posted by
(C)kayoこれから其の分野の、先生方のチェックが入ります。
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(C)kayo1 posted by
(C)kayo時代考証で、土器の形や模様の微妙な変化、
建築物や街並、身分の違いによる生活習慣や文化、
それらの事をクリアーにするため、
リアルなイラストはダメ。
自ずとラフな線画になってしまいます。
過去の事は誰も見た事や体験した事が無いので、
仕方ありません。
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(C)kayoで、それなりの線画が完成。
久々のフリーハンドの線画です。
何故か下描きもいらずスラスラ描けてしまう?。
よほど手が描きたかったのかな等と、自画自賛しながら作図。
この方法なら、まだまだやれるかも?。
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(C)kayo着彩は逆に私がすると、リアルになってしまいそうなので、
スタッフによるPCによる作業となりました。
kaseki-syusei posted by
(C)kayo色合いも誰も当時の事は知りませんので、
自ずと着彩もアースカラー系に、、、、。
ここ迄来ると、チェックもほとんど入らず、
スムースに作業が進みます。
たまに、あるところから資料らしき物が出て来て、
ストップがかかりますが、それ以外は楽しい作業が続きました。
8-oda posted by
(C)kayo10月からスタッフ全員で取りかかった図録も、
今年の3月で完成のはこびとなりました。
日頃の仕事と目的が正反対の事ばかりでしたので、
自分を見つめ直す良い機会となりました。
中間市教育委員会の方も丁寧に指導して頂き、
何とか制作納品の運びとなりました。
この図録は外部では好評の様で、
お褒めの言葉を頂きました。
又機会があれば、
続編で頑張ろうと考えています。
fukazawa
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